名古屋大学 児童文化研究会 (名大児文研) OB

名古屋大学児童文化研究会のOBが作るブログです。1960年代から1970年代にかけての写真や資料を紹介します。

黄色い扉 第7号(その3)

黄色い扉 第7号の続きです。1973年1月頃の発行でしょう。まず書記局員らしき方の「原稿書いてください」の文章。今考えると、よくまあがんばって発行し続けたものだと思います。「今でもこういうサークル活動あるのだろうか」と思ったりもしますが、ただ、今はパソコンにプリンター、そしてネット印刷などもあって、しかも当時の学生生活から見たら、まあまあお金もあるということで、機関誌を発行しようと思えばそれほど難しくないのかもしれません。当時の作業量は今考えると江戸時代や明治時代と変わらないのではないかと思うぐらい素朴で原始的でした。連絡だって、今みたいにLINEやメールがあったわけじゃないし。

お金と言えば、当時の学生生活、特に地方から都会(名古屋)に来て下宿生活や寮生活をしていた学生の生活の大変さは、また振り返る時もあるかもしれませんが、今からは想像できないほどでした。本人たちは、思ったほど大変だとは思わずに、楽しく暮らしていたのですが・・・。高度成長期の終わりごろでしょうか、右肩上がりが続いていたので、根拠はないけどそれなりの希望を持っていて前向きだったのは確かです。

というわけで、この号の内容は、書記局員の訴えに始まって、またまたゾゾさん、そしてプーさんの文章になります。プーさんはなかなかユニークな人で、今回は「SFショートショート」めいた文章を載せています。思いのほか面白い!