名古屋大学 児童文化研究会 (名大児文研) OB

名古屋大学児童文化研究会のOBが作るブログです。1960年代から1970年代にかけての写真や資料を紹介します。

黄色い扉 第8号(1973年4月発行) その3

1973年4月発行の黄色い扉の紹介が続きます。前回に続き「第1回愛児連大会」の報告です。今回は、「フーセン」「児童文学分科会」「カッパ」の報告です。

ここで気になるのは「フーセン」と「カッパ」。文字通り紙風船の「フーセン」、芥川龍之介の河童の「カッパ」で、言葉としては普通ですが、愛児連大会でフーセンとかカッパって何だろうと思うかもしれません。「児童文学分科会」は、まあ何とかわかりますが・・・。

実は、フーセンというのは人形劇活動・創作活動をしているいくつかの大学の児童文化研究会が集まったグループの愛称で、カッパというのは同じく地域活動をしているグループの愛称です。名大の児童文化研究会のように、一つのサークル内に二つのグループがあることもあって、名大児文研ではどちらにも参加していました。ただ、フーセンやカッパがいつ、どのような経緯で結成されたのかは、僕はよくわかりません。

そして、今(2022年)現在、愛児連やフーセン・カッパが存続しているかどうかも不明です。