名古屋大学 児童文化研究会 (名大児文研) OB

名古屋大学児童文化研究会のOBが作るブログです。1960年代から1970年代にかけての写真や資料を紹介します。

綱領

名大児文研の発行していた「黄色い扉」の振り返りは、今回ひと休みして、ここしばらく書いてきた1973年発行の「黄色い扉」に書かれていた「名大児文研綱領」についての振り返りです。綱領がつくられた経緯は、1960年代のことなので、もう一度調べてみないとわかりません。1971年入学の僕たちには、先輩から詳しい説明があったわけではありません。あったけど忘れてしまったのかも、とも思いますが・・・記憶がないです。今回スキャンしたものを掲載するのは、1975年(昭和50年)につくられた「綱領・規約」です。青刷りですね。このころにもまだ青刷りを使っていたんだと、ちょっとびっくりです。「湿式コピー(青焼き・ジアゾ式複写)」などとも言っていましたが、紫外線に当たっていると、徐々に脱色して読みづらくなるのです。この冊子は段ボール箱の底に入っていたせいか比較的色が残っていますが、もともと全体が青かったので読みづらいことこの上なしです。

規約というのがついています。よく読んでみると<前文 本規約は1975年3月31日の名大児童文化研究会佐久島合宿において出席者11名の満場一致で決定された>とあるので、「規約」は、それまでは無くて、新たにつくられたもののように思います。佐久島合宿・・・懐かしい!)付則に、発効は昭和50年3月31日となっているので、即日発行となったようです。綱領部分だけは全文打ちなおして紹介しましょう。

綱領

一、私達は児童憲章にのっとり、明るく、強く、仲間の中に自己を位置づけて生きることのできる子どもを育てます。

一、私たちは子どものしあわせを願い、子どもの幸せをはばむあらゆるものを打ち破る人間性豊かな活動をします。

一、私達は子どもの幸せを願う全ての人達と手をとりあって児童文化運動をすすめます。

一、私達は健全な児童文化と、民族的民主的文化を追求する活動をします。

一、私達はあらゆる人々から学び、それを自己形成に役立て、立派な社会人となることを目的とします。

青刷りをスキャンしたものがこちら👇